人材不足が叫ばれる介護職は、時間に追われてしまって余裕のない生活を送っているというイメージを持つ方が多いようです。確かに、介護職は不規則なシフトを強いいられたり、労働の割には満足できる給与が得られないという人もいるかもしれません。しかし、必ずしも介護士みんながそのような環境下にいるかといえば、決してそうではありません。

多くの入所型介護施設では、曜日を問わず土日も24時間体制で高齢者ケアを実施しています。しかし、大抵の場合は希望休がとれるようにシフトが組まれており、夜勤も複数のスタッフと分担して行っているため、一人で全てを担っているわけではありません。そのため、管理職がしっかりとシフト管理を適切に行っている施設なら、変則的なシフトであってもそう問題にはならないようです。

ただし、人材が定着しない施設においては事情は異なります。また、管理職の考え方による影響もあるため、働きやすい環境で介護職として活躍しようとする場合は、職場選びがポイントになります。ですから、もし今務めている介護施設の職場環境に問題を感じていたり、自分が求める働き方ができないと感じたときには、転職という選択肢も視野に入れてみましょう。

介護の仕事は楽ではありませんが、環境次第で随分負担は和らぎます。ですから、自分がどのような環境で、どのような目標を持って介護の仕事をしないのかをじっくり見極めて、それに合った職場を働きながら探してみることをおすすめします。